破局しても続く職場関係と乗り越え方

院内恋愛は毎日好きな人に会える喜びがある一方、関係が終わってしまった場合のリスクも伴います。
特に同じ部署で働く相手との破局は、精神的に大きな負担となるでしょう。
プライベートではもう会わないと決めた相手でも、職場では顔を合わせなければなりません。
廊下ですれ違うだけでもお互いに意識してしまいますし、休憩室や医局で二人きりになった時の気まずい空気は、経験した人にしかわからない辛さがあります。
周囲の同僚も別れたことを知っていれば気を遣いますし、知らなければ普段通りに接してくるため、それに合わせて平静を装うのも大変です。

仕事への影響も避けられません。
看護師の仕事はチームワークが不可欠であり、患者の情報を正確に伝え合う申し送りや、緊急時の連携が求められます。
しかし、別れた相手とスムーズに業務上の会話をするのは、簡単ではないでしょう。
感情的になってはいけないと頭ではわかっていても、どうしてもぎこちない態度になってしまうことは珍しくありません。
また、勤務を管理する師長や上司が二人の関係を知っている場合、シフトを意図的にずらすなどの配慮をしてくれることもあります。
その優しさがありがたい反面、周囲に何かあったことを察されるきっかけにもなり、かえって居心地の悪さを感じかもしれません。

この困難な状況を乗り越えるには、何より仕事は仕事と割り切る強い意志が必要です。
私情を挟まず業務に必要なコミュニケーションは淡々とこなす姿勢を貫くことで、周囲もプロとして接してくれますし、自分の心の負担も少しずつ軽くなっていきます。
時間が経てば気まずさも薄れていくものです。
院内恋愛を始める際には、こうした万が一の事態も少しだけ頭の片隅に置いておくと、いざという時に冷静に対処できるでしょう。